EMSを使ってフランスまで荷物を送る方法~到着するまでをご紹介! | ケセラセラと生きよう  

EMSを使ってフランスまで荷物を送る方法~到着するまでをご紹介!

フランスに留学中の子供から、授業で使うのでビデオカメラを買ってよいかと相談がありました。
高額なものを購入する際は一報入れるように話しているので、相談があった時には未だに緊張が走ります。

送る手間よりも単純に「英語で伝票書かなきゃ」「英語でinvoice書かなきゃ」という英語に対する苦手意識からなのですが…

子供が購入を考えているビデオカメラは171ユーロ、授業で使うのは一週間以上先とのことでした。
日本円にして約21,000円程です。我が家には購入後あまり使っていないビデオカメラが眠っています。

ついでに送るものはないかと確認すると、ちふれのトップコートと赤ニキビの軟膏、カロリーメイトチョコ味を一緒に入れて欲しいとのことでした。

ニコママ

残念ながら送れない商品があるわね…

 

発送までの段取り

送るべきか現地で買う方が良いのかの大きな判断材料として、

発送料金と到着までの早さを調べてみる

 総重量で発送料金が決まるので、この時に梱包資材の段ボールやプチプチなどの重量も考える必要があります。
料金と日数調べはこちら

 

 

 

 

 

禁製品チェック

 EMSでは食料品は送れません。
その他にも国によっては送れないものが細かく決められているので必ず事前にチェックが必要です。
国際郵便として送れないもの

カロリーメイトとちふれのトップコートは禁制品にあたるので送れませんね。

 

リチウムイオン電池について
リチウムイオン電池は湿度の変化や衝撃によっては発火や爆破の危険性があるので、規制は厳しく送る際には十分な注意が必要となります。
国際郵便によるリチウム電池の郵送条件

ニコママ

昔はリチウム電池は送れなかったのよ

準備から発送、到着まで

 

STEP.1
インボイスを用意

郵便窓口にも置いてますが、私は事前にダウンロードして入力をしていきます。
内容品の英語訳は日本郵便のサイトを活用できますが、掲載されていない品目は自分で調べる必要があります。
インボイスフォーマットのダウンロード  内容品の英語訳

個別に重量を量ってインボイスへ記入(入力)します。

STEP.2
リチウムバッテリーが本体にセットされているのを確認☜大事!

STEP.3
梱包

精密機器なので、オーバーすぎるくらいプチプチを使って梱包します。


ケーブルや軟膏も梱包して箱に詰めて、隙間がないようにプチプチを詰めます。

STEP.4
最終計量
 梱包が終わったら総重量を量ります。
STEP.5
発送伝票に記入
差出人住所(日本)を英語表記にする時には便利なWebサービスJuDressを参照すると便利です。

個人使用の中古品に高い関税をかけられても困るので、伝票を記入する際は品目の横にusedやpersonal useと記入、金額は低めの設定が良い  とされています。0円表記には賛否両論あるようですが私は0円は避けています。

STEP.6
発送
窓口へ持ち込み、もしくは集荷依頼をするWebでの集荷依頼・集荷専用電話番号0800-0800-111
 
STEP.7
到着
郵便局より配達完了メールが届いて本人が受け取ったのを確認。今回は無事に4日で到着しました!

 

料金
今回かかった料金は2,600円でした。
小さな箱を使えばもう少し安くなったと思いますが今回は紛失防止のため。

 

受取りまでの便利なサービス

 

追跡サービス

急ぎの荷物で追跡したい時にはEMS追跡サービスで荷物の確認が取れるので便利です。ただ、反映される時間にはバラツキがあるので参考程度と思った方が良いと思います。

本人が受け取った後も数日間は「保管」の状態だったり、最悪な場合は「お届け済み」にならなかったり…もちろん本人から受け取った連絡があったので問題はないのですが。

配達完了通知サービス(申込制)
EMS追跡サービスに該当のお問い合わせ番号を入力すると、下の方にサービスが表示されるので必要であれば申込みます。

チェックポイント

・インボイスに関しては日本郵便の窓口の担当者によって見解が違うようです。

発送伝票に内容品全てを記入しているのであれば不要と言う方、伝票に全て記入していても別に必要と言う方もいらっしゃるので私はいつも別添用にインボイスを準備しています。

・内容品の種類が多い時にはインボイスシートだけに記入して、発送伝票には「see  Attachment 」と記しています。

EMS発送~到着まで 番外編

・私はこれまでにフランスへ10回近く荷物を出しました。EMSだけではなくSAL便や小型包装物などその時の状況に合わせて使い分けてきました。

課税

課税の対象になった経験が一度だけあります。お世話になっているフランス人ご夫妻へクリスマスプレゼントを出したのですが、先方に課税が通達され結局は返送されてきました。この時の金額表記も控えめに、それでも保障を考えて15,000円。ギフトにチェックを入れていました。

日数

日本郵便のサイトにある日数はあくまでも参考程度と考えた方が良いです。EMSの書類は全て3日以内に到着しましたが、小包については本当にまちまちで到着までに8日もかかったりして結果的には料金の安いSAL便を使った方が良かったと思うようなこともありました。

段ボールの損傷具合

空港で投げられたのが一目でわかるぐらい段ボールの損傷が激しい時もあります。四隅が角が全部取れてました(笑)
箱の変形で済むならまだ良い方です。これも運でしょうか?

税関での大胆な箱の空けられ方

ガムテープをビリビリ剥がして空けられるとは限りません。側面をガガっとカッターで空けられたこともありました。ガムテープをベタベタ貼って補修はしてくれるので心配は要りませんが。

なぜか少し離れた場所にある美容室に預けられていた事件

パリ在住の時は比較的スムーズに荷物を受け取れたようですが、地方に引っ越すと郵便事情は更に不便さ(不思議さ?)を増したようです。

子供は日中は学校にいるので荷物が受け取れません。
とても急いでいる荷物を出した時に日本からこまめに追跡をして「お届け済み」になったので安堵していたのですが、2日経っても受け取っていないと判明しました。

それから荷物を受け取るまでに相当苦労したようです。電話のたらい回しにあい長時間待たされても荷物がどこにあるのかわからず、ストレスを溜めていました。未だになぜ美容室に届けられていたのかは謎だそうです。

海外と日本の郵便事情の差

日本の郵便局の感覚でいると非常にストレスを感じることになります。
海外の郵便事情が悪いのか日本の郵便システムが優れているのか、いずれにしても荷物が日本を出てしまったら郵便局で対応に限界があるのは確かです。

ネット上では海外へ荷物を出す時は「」とよく目にしますし郵便局の窓口でも言われます。
関税をかけられるかどうかは、到着までの日数も(タイミング)、紛失はが悪かったと…

 

私は幸いにも紛失被害に遭ったことはありません。小さな箱は紛失の可能性があるので、送料は400円余分にかかってしまいますが今回は敢えて大きめの箱で送りました。送る側でも事前に出来る対策はあると思います。