葉に切れ目が入ったオシャレなモンステラ。魅力的な大きな葉と手入れの簡単さで大好きな観葉植物でしたが、しばらく放っておいたら大変なことになっておりました。横に伸び放題、新しい葉はポキッと折れて枯れかけて…
が しかしもう10月後半、さすがに必要以上にイジる時期ではないような気がします。
でも、そこは気になりだしたらずっと気になってしまう性格…
すぐにでも何とかしたいので、先ずは株分けの方法や適した時期を調べてみました。
カーテンの開閉で新しい葉がポキッと…
節を見る限り、切っても大丈夫そうな気が…
モンステラってどんな植物?
南米が原産の植物で、一年を通して葉の緑色を保つ「常緑性」があるので観葉植物として広く親しまれています。
モンステラの名前の由来は「怪物」や「異常」などの意味あいを持つMONSTRUM(モンストラム)というラテン語が最初だったと言われています。それがいつの間にかモンステラと呼ばれるようになったんですね。
葉に切れ込みができるのには諸説があるようですが、熱帯雨林の環境下に置かれたモンステラは「下の葉まで日光を届けるため」や「風通しをよくするため」等々言われています。
30㎝程の小型から2mを超える大型のものまで豊富なサイズ展開で販売されているので、自分の部屋の雰囲気に合ったものを選びやすいので重宝されている観葉植物です。
一つ置くだけでガラリとお部屋の雰囲気を変えられて、インテリアとして最強のアイテムになりますね!
モンステラの株分けや剪定に適した時期
モンステラの植え替えは一番成長する時期に行うのが良いとされています。
具体的には「負担のかからない生育期の5〜7月が株分けや剪定に最適、寒さが苦手なので気温が高い時期に行いましょう。」「もしこの期間に作業ができない場合は、出来るだけ次の年まで待ちましょう」と、ありました^^;
調べた結果、本来ならば来年まで待つべきだと思いましたが、狭い部屋に横に広がったままのモンステラを置いておくのはあまりにも不自由を強いられます…
自己責任において株分けを強行することにしました。
モンステラの手入れで注意すること
モンステラの樹液にはシュウ酸カルシウムが含まれているので素手で触れるとピリピリします。かぶれてしまう人もいるでしょう。日本では劇薬扱いになるそうですが植物に少し含まれること自体はそんなに珍しいことでもありません。
微量とはいえ必ず手袋をして樹液に触れないようにした方が良いですね。
準備するもの
ハサミを入れる部分
茎にある成長点を探す
モンステラの茎には節がありその少し上の部分に白っぽい成長点があるので、成長点の少し上を切るようにします。成長点から新芽が出ます。
カットする
必ず切れ味の良いハサミを使いましょう。切れ味の悪いハサミは茎の断面を傷ついてしまう可能性があります。
気根について
茎を育てていきたい場合は気根を残しておきます。まだ土に張っていない黄色っぽい気根は切らずに残しておくと新芽が出てきやすいです。
いざカット!!
モンステラを株分けしてみました!
①カットした茎をメネデールの希釈液に浸けて10日程経過しました。だいぶん肌寒い季節になったので根の成長は緩やかです。
②鉢底に底石を敷き詰めます。これは水はけを良くして通気性をよくする為です。
③さし芽・種まき用の土を入れ植え付けていきます。
④各部屋に飾れるほど株分けしてみました!
⑤キノコバエの大量発生が心配なので、ダントツ水溶液の希釈液でたっぷり水やりをしました。
季節的にこのまま元気に育ってくれるのかはわかりませんが、様子を見たいと思います。
「時期外れの株分け」その後の様子は後日アップしていきたいと思います。
モンステラの増やし方
カットした茎が元気なのに捨ててしまうのはもったいないですね。せっかくなので増やしてみようと思い立ち、増やし方を調べてみました。
挿し木
カットしたモンステラの茎を土に挿して根付かせる方法です。根付くまで土を乾燥させないよう時々水をあげてると、約一ヶ月ほどで発根してきます。二ヶ月ほどで根が安定して丈夫になったら小さな鉢に植え替えましょう!
水挿し
気根を利用した、一番簡単にモンステラを増やせる方法です。水に挿して根を育てるだけ、根が数本出てきたところで土に植え付けます。
茎伏せ
茎伏せとは土や水苔に切り取った茎の下半分が埋まるように平に置いて発根させるという方法です。土を乾かさないようにすることがポイントです。
株分けで難しかったこと、気を付けたこと
伸び放題のモンステラを鉢から出す作業が一番大変でした。鉢のなかいっぱいにグルグルと根っこが這っていたのでなかなか引き出せず、剥がすのが大変で一番時間がかかったような気がします。
取り出したあとに、丁寧に傷つけないように軽く根をほぐす作業にも時間をとられてしまいました。
つい最近までコバエが寝室や洗面所・台所等の至るところに発生していて、原因もわからず不快な生活を強いられていました。両手でバチッと退治したハエをネットで調べると、その正体はキノコバエであること、原因は観葉植物の可能性が高いことがわかりました。
思い切って古い土を捨ててコバエバリアスプレーを使ってみると、劇的に改善されました!
ただ……。コバエバリアは効き目はあるのですが、あの独特な匂いは本当に苦手でした。スプレーを撒くかコバエを見なかったことにするのか、究極の選択でした(;^_^A
株分けした後にコバエを二度と発生させたくなかったので、今回はダントツ水溶液は必須アイテムでした。
まとめ
もう11月に入ってからの株分けや茎伏せ、水挿しに挑戦しましたが、部屋の中ではそろそろ暖房も使おうと考えています。上手く育つのかはわかりませんが、手入れをしながら様子をみて行こうと思います。
モンステラの花言葉は「献身」だそうです。穴の開いた葉が太陽の光を通すことから、希望の光を届ける「嬉しい便り」「嬉しい知らせ」等の言葉も付けられています。
自分の家に飾るのはもちろんのこと、新築祝いや開店祝いなどのプレゼントにするのもピッタリですね!